彼によってベッドにゆっくり横になるあたし

優しいキスが降ってくる
「…い?」
微笑みながらまっすぐあたしを見つめる彼


あたしはちょっと照れて頷いた

もうあなたしか見えない


時計を外し照明を落とす、その仕草一つひとつが愛しくて目が離せない


もう引き返せない
引き返さない



ホテルに入ったときからそれは決まっていたのに、まだ引き返せる気がしてた


キスするまでは
あなたの体温を知るまでは



あの手に触れられたい
あの目に見つめられたい


求められたい


あなたはどんな風に女の人を抱くの?
どんな風に満たされるの?