【一緒にいるにはリスクもあるよ。
バレたら後ろ指さされるようなことだし…。
けど絶対に俺のことで迷惑はかけないし、守るから!!
ユメが家族を大事にできるように支えになる!

だからユメの時間ちょっとでいいから俺に欲しい。
大事にするから俺と一緒にいてくれますか?

俺と付き合ってくれますか?】




改まって彼にそう言われたとき、素直に嬉しかった

心が震えた



あたしにも愛してくれる人がいる


あたしの居場所はここにもある


あたしは旦那だけじゃない


あたしも愛されたい



あたしは旦那に不倫された可哀相な奥さんじゃない



あたしはまだキレイになれる



あなたのためならそうなりたいと思える



あなたが


欲しい―――