「悪かったら困る」


「ハイ、そこー。
授業始めるからねーっ」

「「「アハハー」」」


っ…



「あーあ。
怒られちった。」

「ほんとだよ、ばーか」

「ばかって…」



なんとなく、

隣がいると楽しい気がした。


もう、面倒なんて思ってなかった。



…おかしい。

一人がよかったのに。


一人も男友達なんかいなかったのに。



初めて出来た男友達が、小田切だなんてハードルが高すぎる。



あれから、授業中に話題なんかなくて話してない。

…なんか、とてつもなく、

気まずい。


どうにかしてくれ、この状態っ。