「麗花になにするのよ!!」
美優紀も立ち上がるけど、違う男の人に腕を掴まれて動けない。
恐い。
恐い。
「麗花ちゃんってゆーんだ。麗花ちゃんスゲー可愛いね。」
私の名前を気やすく呼んでくる。
ヤダ!!!
拓真くん.....
早く戻って来て!!!
「.....っ..」
男の顔が苦痛でゆがむ。
私の腕が放された。
「人の女に手ぇだそーなんて100年はえーんだよ!!」
「拓真くん....」
来てくれた......
拓真くんは男の腕をもっと強く掴んだ。
「嫌がってる女の子を無理矢理連れて行っちゃダメだよ〜。」
貴之くんが美優紀を男から引き離した。