朝がきて、私は帰る時間。 



まだ一緒にいたい。 



でも、拓真くんの優しさがつらい。 


自分がわからないよ………








玄関で靴を履き終えるとやっぱり、 


「………麗花」

私の名前を呼ぶ優しい声。 

「………ん?」


振り返る。 


そしたら、抱きしめてキスしてくれる。 




いつもと違ったのは、