「今だから言えるんだけど、私、拓真くんに遊ばれてるだけだと思ってたんだ。」


「へ?遊ぶ?何して?」


「えっとね、その……

私達会うたびにえっちしてばっかりだったし、 

拓真くんも気持ち伝えてくれなかったから……

私だけが、拓真くんのこと好きだと思ってたの。」



………えぇ!?


「…マジで……?」


「………うん。」



麗花は、ためらいがちに、 

オレが加奈と付き合ってると思ってた 

とか、 


合鍵を他の女にも渡してるのかもとか思ってた 


とか、 


女友達の中の一人だと思ってた 


とか、 


意味分かんねぇし!!



しかも、やっぱり、オレが好きって言ってたときも、寝呆けてて覚えてなかったとか言うし!!


まぁ、前も覚えてないとは言われたけどさ、 


全く覚えてねぇとか 
許せね―んだけど!! 


オレが拗ねるの、当たり前じゃね!?