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「麗花、二股とか、浮気絶対すんなよ。」


「へ?何それ。私、そんなことしないよ。」


「いや…何がおこるかわかんねぇし……。」


「もしかして、拓真くん……二股してるの!?」


「は!?ちげーし!!って、泣くなよ麗花、な?」


「う〜〜……っ、泣いてないもん!じゃあ、なんでそんなこと言うの〜」



それで、一樹のことを話したら、納得したみたい。 

「でも、その人の彼女と私は違うよ。 

私は、拓真くんがどんなにモテても、二股かけたり浮気しても 

別れたりなんかしてあげないんだからね!」


あまりにも必死に言ってくるから、可愛いくて笑えてきた。 


「はいはい。オレも別れるきなんかねーし。」


麗花の頭を撫でながら軽くキスをした。 


すると、麗花が何か言いたげな表現でじっと見つめてくる。 


「…何?」


「あ、あのね……」