「ベッド、オレが占領してたんだよな?ごめん。」


耳に唇があたってまたドキドキし始めた私の心臓。 

首を振るので精一杯。 



パジャマの下に滑り込む指が私の胸に下着越しに触れる。 


それだけでもう、頭がおかしくなりそう…… 


胸の上にあった手が今度は背中に回ったかと思うとプチンと小さな音がした。 

「……やっ…たく…」


「ダ〜メ。止めない。」


耳元にある唇がゆっくり下に下りてきて、いつのまにかボタンを全て外されていた胸元に顔がうめられた。

その瞬間、体の芯がきゅうっとしめつけられた感覚に耐えきれなくなって体が跳ねる。


「素直な麗花、好きだ…」

「…んんっ」



塞がれた唇が熱い。 


絡みあう舌が熱い。 




シーツをぎゅっと握り締めた…