私も……
「私も………
拓真くんに抱きしめてて欲しい………」
言った後に自分でも驚いた。
私がこんなこと言える度胸があるなんて思ってもみなかった…
拓真くん誤解してないよね……?
私が拓真くんのこと好きってバレてないよね……?
でも、私に色々考える時間を拓真くんはくれなくて
私のこの言葉を最後に
そのまま押し倒された…
私って結構図太いのかも…。
拓真くんには私以外にもこの部屋を出入りする女の人がいることがわかったのに…
その人が拓真くんのほんとの彼女かもしれないのに…
変だよ……
きっと、誰かに言ったらバカな女だって笑われちゃうよ……
拓真くんに求められたとたんに全部吹き飛んじゃうの。
悲しみも……
苦しさも……