私の着ていた服を無理やり脱がされる。
「まって!」といっても拓真くんの手は止まらなくて、止めようとしても、私の両腕は片手で掴まれてしまった。
あっという間に下着姿になってしまった私。
どーしよ……
今すぐ逃げ出したい。
「なに今更恥ずかしがってんの?」
聞かれてさらに恥ずかしくなる。
「い……今更じゃ、ないもん…」
お風呂なんて、男の子と入ったことないもん。
しいていうなら、幼稚園の頃にお父さんと入ったくらい…
「麗花の体なら、もう知り尽くしてるけど。」
「そういうこと…言わないでよぉ…」
いっきに体温が上がるのがわかる。
心臓もドクンドクンと音がして、立っているのもやっとの状態。
すると、
「はぁ〜〜〜。」
部屋に拓真くんのため息が響いた。
その声にズキッと反応してしまう。
拒否したから、だよね…
怒ったの?
呆れたの?
もう、泣きそう…
目がしらが熱くなるのを必死で抑える。