――――――――……
「…ん………」
………朝…?
重たいまぶたを開く。
時計をぼやけた視界で確認。
もうそろそろ、帰らなきゃ…
隣で眠る拓真くんの頬を撫でた。
好きだよ………
ベッドのまわりに散らばっている服と下着を拾って着た。
起こしたら悪いな…
そう思って、静かに寝室をでた。
リビングにある小さなテーブルには昨日のコップがそのまま2つ置いてある。
そっか、洗うの忘れてたね。
コップをもってキッチンへもっていって洗う。
その音で起こしてしまったのか、拓真くんが上半身裸のまま寝室からでてきた。その姿に驚いて、うつむいてしまう。心臓がバクバクうるさいよぉぉ///
「おはよ。」
「おはよ。起こしちゃってごめんね。」
拓真くんは無言のまま私に近づくと後ろから抱きしめた。
「もう、帰ったのかとおもった………良かった…」
そんな擦れた声で言わないで……
昨日の拓真くんのキスがまだ身体中に残ってて…
また身体が熱くなる……