………え?



いきなり視界が変わって、目の前には天井と拓真くんの機嫌の悪そうな顔。 



「……麗花ムカつく。」


「……え?なんっ……んン…」



いきなりの深い口付けに目を見開く。 


驚きのあまり反射的に拓真くんの胸を押した。 


「テレビとかどーでもいい。 
オレが見たいのは麗花の感じてる顔だけ。」 




あ………そっか。 


拓真くんは私としたいだけなんだよね。 


私、何勘違いしてるんだろ……




勝手に1人で浮かれて…






そのまま、どんどん深くなっていくキスを拒んだりはしない。 


頭がぼーっとしてる間に、テレビはいつの間にか切られてて、 


唇は離れないまま、ベッドに運ばれた………






苦しいよ………


好きなのに………


こんなに好きなのに……



拓真くんは私の身体しか興味を示してくれないの……?


私の好きなもの、覚えてくれてたことで 

すごく拓真くんに近付けた気がしたのに………