自分の家に着いてテレビを見てたら“ブーブー”とマナーモードにしてたケイタイがテーブルの上で震えてた。 



画面を見ると拓真くんからで 


その名前を見るだけで心臓が震える。 






それから軽くシャワーを浴びて、家を出た。 

















“ピンポーン”


チャイムを鳴らすとすぐにでてくる拓真くん。 


顔を見るともっと心拍数があがって一生懸命、平静を保つの。 







いつもの様に激しいキスの後、抱えあげられて、拓真くんのベッドに降ろされる。 


「拓真くん.....」


「ん?何?」


拓真くんの顔を見るとはっとして我にかえる。 

「ううんっ。なんでもない。」 




まただ。 


これで何度目だろ....



「そ。ならいいけど。」


そう言って拓真くんは、私の唇を食べるみたいに甘噛みしながらベッドに押し倒す。 






『好き』 



今、私はこの二文字を言い掛けてた.....