兎から言ってきたくせに
帰れないとか。
返事もくれないし。
しかも俺はまた兎を泣かしたし…
「くそッ!!」
机を思いっきり叩いた。
俺は一人で帰った。
携帯を出して…
「返事…したよ?」兎の
言葉を思い出してiモードに
接続してみたら…
一通のメールが来ていた。
--------------------------------------
to 啓
--------------------------------------
ごめんなさい…。
一緒に帰れなくなっちゃった。
留学の手続きしなくちゃ
ならなくなったから…。
アタシから言ったのに
ホントにごめんなさい。
---------------------------------------
兎からメールは来ていた。
俺は罪悪感がふつふつと出てきた。
兎を信じないでいた自分。