兎から言ってきたくせに

帰れないとか。

返事もくれないし。

しかも俺はまた兎を泣かしたし…

「くそッ!!」

机を思いっきり叩いた。












俺は一人で帰った。

携帯を出して…

「返事…したよ?」兎の

言葉を思い出してiモードに

接続してみたら…

一通のメールが来ていた。

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to 啓
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ごめんなさい…。

一緒に帰れなくなっちゃった。

留学の手続きしなくちゃ

ならなくなったから…。

アタシから言ったのに

ホントにごめんなさい。
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兎からメールは来ていた。

俺は罪悪感がふつふつと出てきた。

兎を信じないでいた自分。