「では、中田君入ってきて。」
先生に呼ばれると、中田君と呼ばれた人は教室に入ってきた。
・・・
アタシは、中田君に見とれてしまった。
顔がすごく整っていて美形で、髪もサラッとしていて綺麗だった。
先生が中田君の自己紹介をした。
「えっと、中田君はお父さんの仕事の関係で、神奈川から来たそうだ。」
「じゃぁ、中田君。挨拶を」
先生から、言われた中田君は丁寧に
「神奈川から来ました、中田拓也です。慣れないことばかりですが、よろしくお願いします。」と言った。
「じゃぁ、中田君は1番後ろの、あの開いてる席に座って。」
先生が指さした、席はなんとあたしの隣の席だった。