――社会見学から1週間――
社会見学の時から、拓也に対しての気持ちが変わってきていた。
友達って言うだけじゃ、悲しい・・・
でも、真美の好きな人・・・
アタシは、この1週間友情を取るか自分の恋を取るか迷っていた。
そんな中での、大貴からの告白。。。
昼休み、アタシは校庭の隅にいた。
大貴から呼び出されてここにいる。
「メグ、今好きな人いる?」
「えっ?好きな人??」
「うん・・・」大貴は、呟くように言った。
「うん・・・片思いだけどいるんだ。」
「そっかぁ・・・俺の知って人?」
「うん!」
「ゴメン・・・。今日、メグを呼んだのは、気持ちを伝えようと思って・・・」
「???」
「実は、俺、メグのことが好きなんだ!」
「うそっ・・・・」
アタシは、驚いた。
だって、大貴は未希のことが好きなんじゃないの??
「メグに、気持ちだけ伝えたかったから・・・。」
「ありがと・・・。ゴメンネ、、、。」
アタシは、大貴に悲しんで欲しくなくて、せめてものお返しにお礼を言った。
大貴は優しいね・・・
アタシが、暗い顔になってると、優しく
「そんなに落ち込むなよ!俺が勝手に言ったことだし・・・」と言って、気を使ってくれた。
「うん・・・」
「メグ、これからも今まで通りの友達でいような!」
最後に、大貴はアタシの頭をなでて、校舎の方に帰って行った。