「うわっ!!お前、えらっ!!」 ラユは、授業中だということを忘れて大声でいった。 「ラユッ!? なにやってんの!!ナキが迷惑そうだよ!!」 先生は立ち上がっていた。 ナキは自分も悪いのにいかにも 「ラユが話しかけてきたので授業に集中できませんでした」という顔を浮かべている。 「てめぇ・・・」 ラユはナキの方を向いて小さく言った後、 「すいませんでした」 と素直に先生に謝った。