「ありがとう」





「別に・・・」





・・・!!




この人怪我してる



口の横切れてるし


腕から血出てる。





心優のせいだよね・・・





「あの、ごめんなさい。
心優のせいで怪我させちゃって」



「別に・・・慣れてる」





慣れてるって・・・
この人サラッっと怖い事いったなぁ




って!!

怪我の処置の方が先じゃん




確かばんそうこ持ってたはず





「何してんの」


「何って怪我してるからばんそうこ出してるの」


「いらねぇって舐めときゃ治る」


「ダメ!!
怪我にはばんそうこって決まってるの」




心優はそういって茶髪の人の腕にばんそうこをつけた。




「じゃあ。又会えるといいね」




心優はそういって校舎内に入って行った。