「だってそうだろ?」

「まぁ」

「なら黙って付いて来い」

「うん」

「遅くなるかもしれない、明日休みだから今日家に泊まれよ」

「はっ?いきなり何!?」

「別に疚しい気持ちはない」

「無くてもあり得ない!!」

「嫌か?」

「お母さんも泊まり?とか言ってたよ、まぁ良いけど」

「なら決まりだな」

「変な事したらもう知らないからね!」

「何もしないから安心しろ!さっ!行くぞ!!」

 雪也は私にヘルメットを渡しバイクにまたがる

「うん」

 私はヘルメットを着け後ろにまたがる

「飛ばすぞ!!」

 雪也はエンジンをつけ走り出す

「事故は勘弁」

「事故なんてしないさ」

「どうだか」

「高速に乗るぞ!!」

「高速?」

「ああ、高速に乗って二つ目の出口で降りる」

「二つ目?」

「ああ、20分で着く場所だ」