存在

今日は３校時目で終わり。
その後は、部活見てったり。
「祐美～。バスケ部見に行こっ」
嘉奈子が走りながら言ってきた。
「うん。ねぇ、楓も一緒にいい？」
「いいよ。」
って、楓のことまだ誘ってない。
「楓ー、部活見学誰かと約束した？」
「まだだよ。」
「んぢゃ、一緒に行かない？嘉奈子もいるけどいいなら。」
「一緒行っていいんなら行く。」

３人で回ることにした。
楓と嘉奈子はすぐに仲良くなった。
嘉奈子はバスケ部に入りたいらしい。
楓は吹奏楽部。
あたしは入りたい部活がなくて困っている。
途中で敬浩くんと大輔くんに会った。
「敬浩と大輔は入りたい部活あった？」
と嘉奈子。
嘉奈子は本当に誰とでも話す。
敬浩くんはバスケ部。
大輔くんは野球部に入りたいらしい。
そんな話や、楓を紹介して２人と別れた。
部活も大体見終わり帰ることにした。
楓は電車通学をしている。
嘉奈子は自転車通学だが、結構家が遠い。
２人を駅まで送ることにした。
途中で嘉奈子が
「お腹空いたー、そこのカフェ入ろうよ」
って。
あたしも少しお腹空いてたし、楓も賛成したから入ることにした。