三階のバルコニー、、、、、燈の下、、、、エド、、、、、。

つながるのか?

今は意味を考えている余裕はなかった。

とにかく、あの女性を海から出してやらねば。

ジョージと一緒にもう一度潜った。




ブハー!!!重りを外す作業に手間取り、少々時間が嵩んだが、何とか女性を海面まで運んだ。


そして、陸にあげ、体の水を拭いてあげた。



こう見るとよー、結構かわいい顔してねーか?可哀想に。

死人に恋したって無駄だジョージ。

しかし、確かにキリリとしたその顔は、ただならぬ雰囲気を出していた。顔が水で膨張していないところを見ると、死後まだ、大して経過していないようだ。


近くの小屋に女性を運び、衣服を羽織らせた。


その時に気づいたことがあった。背中の右上方に、握り拳大の月の入れ墨があった。


月なんて珍しいな、普通は、龍とか、牡丹とか、鶴とか、亀だろ~。
まあ、普通じゃないってことか、、、とジョージ。

確かに月の入れ墨なんて珍しかった、、、。