浜辺に戻ると、相変わらず日差しは痛いほど肌にしみる。しかし、今の自分の心は、太陽に暗雲をかける勢いだ、、、。


事件だ。これは、どう考えても事件だ。暑さとは裏腹に背筋に冷たいものを感じた。

幸い、以前発見した人目に付かないベストな場所で潜っていた為、周りに人影はなかった。


ジョージ、これを見てくれ。

俺は、ジョージに先程の小瓶を渡した。

ジョージは、はじめは何かと言う顔をしていたが、すぐに落ち着きを取り戻し、
小瓶を開けた。


サラサラサラサラーーー。


小瓶からは、小さな白い粉のようなものに混じり、手紙のような紙が出てきた。


瓶の中にまで、水は入っていなかったようだ。