すぐさま小瓶を掴み、これは絶対に渡さない
、誰にも渡さない、、、と誓い、水面から離した。

こんな状況では、いや、こんな状況で無くても、
ひとは思うのだ、、、。これは、血液だと。
そして、何か、重大な事件だと。

俺もそれは、信じて疑わなかった。



当たっていた。

ヒトの血だった。




ジョージと近くの病院に行き、それが血液だと判明したのは、
岩場を出て二時間後だった。

その間、また、新たな展開があった。