そして、足元に置いてあった一冊の本を手にした。

埃が落ちている。まだ、最近手にしたようだ。

ナタリーの姿が想像出来た。


本のページをめくる。


すぐに、たどりついた。


まるで、しおりを挟むかのように、メモの切れ端が、はさまっていた。



「わたしは、遂に、あの人の子供を宿した、、、。わたしは、、、。」

メモは、そこまでで終わっていた。