玄関から中に入ると、正面に大理石の女神の像があり、左右には、噴水のオブジェがあった。

ただただ、広い空間に驚かされた。



およそ50段はあろうかと言う階段をのぼると、二階に着き、角の部屋に通された。

中には、10人ほどの肖像画がかけられている。


テリー、マイケル、ジョバンニ、ラッセル、ワイズ、カタローナ、ダイブ、ロハン、エド、サマイル。

歴代の屋敷の重人だろうか?




数えて、九人目をもう一度、確認した、、、。


エド 。。。


エド、、、。



エド!?


エド!!!!!!!!!!



鼓動が高鳴るのを感じた。


あの紙に書いてあった名前と同じだ。


しかし、名前の下には没日もあり、1923〜1993となっている。

既に亡くなっているようだ。


ガチャ、、、。直後、お茶を運ぶ執事と共に、分厚い髭をたずさえた一人の紳士が現れた。

「君たちは、誰かね?」

その紳士に、旧友だと告げた。