気持ちのいい朝だった。アキラはベッドに射し込むまばゆい光で目を覚ました。
「ふ~あ~。」
どれほど寝ていたのか。
目覚めは思っていた以上に良かったが、体に多少の痛みが残っていた。

「家か、、、」

「今日は何日だ?」

カレンダーに目をやるが、すぐには思い出せなかった。

一月のカレンダーだ。真白いきた狐が踊っていた。

「いちがつ、、、?」

「、、、いちがつ?」記憶の中に いちがつ は出てこない。

ただ、すぐに思い出せるのは、熱い夏の残像だ。


夏に活きていた筈だった。


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