「今帰ってまいりました。」

「おぉ カナト!よう戻ってまいった。元の姿に戻れたのじゃの。」

「はぃ 父上。こちらに居られる水龍姫 ササ=リトエントさまのおかげです」

『はじめまして。』

「これはこれは ありがとうございます。水龍姫様。どうぞこの城でごゆっくりしていって下され。水龍様と使いの②人も」

『ありがとうございます』

それにしても凄い綺麗なお城だー

大きなシャンデリア

なぁ~んか高そうなものばっかり

「ササ=リトエント様 城の中を案内しましょう」

『えっ』

いきなりカナトがそういって私を無理やり引っ張って行った

『カナトーどこいくの?』

「あそこじゃ水龍姫である笹に敬語意外でずばずばと話せないだろ。」

『あぁ…確かに…』

「でっ?どぉすんだよ」

『どぉするって?何が??』

「笹…笹は地球で暮らしたほうが幸せか…こっり(球地)にのこるか…どっちにするかきめなきゃいけない…」

『…私は……』

どぉしたいんだろう…

帰りたいのかな地球に…

それとも…

それとも 私…

球地に…

カナトのそばに居たいのかな…

「笹?」

『あっ ごめん…』

「もぅ少し考えればいいよ」

『私はっ…私…』

カナトのそばに居たい!!



そう言おうとしたら

地球…

お母さん…

お父さん…

友達…

みんなの顔が一気に…

一気に思い返されてくる…

気がつくと頬を涙がつたってた…

「笹…」

『私…カナトのそばに居たぃ!…でも……でも…』

「帰りたいんだな…」

『…』

何も言わずに頷いた

『でも カナトのそばに居たぃ気持ちは本当なの…』

「……大丈夫………向こうに帰ったら……その気持ちも…俺のことも…全部忘れるから…」

『えっ…』

忘れるって…