『っ… 痛ぁ~~~っ!!あれっ?ココ…地下から抜け出したとこ??』

ぢゃぁさっきのは何…?

「大丈夫か?」

『大丈夫だけど…』

きょとんとした顔で答えた

「大変だったなぁ…」

『えっ?ってことは…さっきのも夢ぢゃなかったの?』

「あぁ ミュユラのアズで作られた幻の世界だろうなっ」

『あっ。でも最初私だけぢゃなかった??』

「あぁ 俺はアズで無理やり入ったんだよ」

やっぱ助けに来てくれたんだ★

「行くぞっ」

『うっうん☆』



そう言えば…私……助けられてばっかり…

私って役立たずなのかなぁ…

役立たずかぁ…

私が居たって…

カナトに迷惑かけるばかりで…

【そうだっ!その通りだっ】

だっ…誰?

【俺はお前の心の中の闇さ】

や…み……?

【そぅ。お前…笹は無駄な人間だ!迷惑ばかける。そうだろ?】

……

【大体 笹は泉のときも足手まといだったし。あの刹那って奴に捕まって迷惑ばかり。役立たず!】

『私は…』

目の前が真っ暗になって…


バタっ

そのまま力が抜けていった…

「笹!!」

カナトの声が聞こえる…

私…

意識はあるけど動けない…

体の周りに黒い光が立ちこめ…

とうとう意識まで…

変な気分……