「これから…何が起こってもおかしくない。この森は今だ謎だらけの森だ 用心したほうがいい」

『うん』

いつになく真剣なカナト…

がんばってついていかないと!

よぉ~しいくぞぉ~

気合入れて進もうとした瞬間


グニっ


…グニっ??

なにか余暇らんぬ者を踏んぢゃった気配…

何…!!

ってか動けない…

なにこれぇ!!

カナト行っちゃうよ~

『カナトー!!待ってっ』

何か知らないけどどんどん地面にのめりこんで行ってる気がする…

『カナト~コレ何??』

「なにしてんだょー笹 早く来いょ」

『だぁ~・かぁ~・らぁ~…コレ何!?』

「…なぁにはまってんだよ…コレは底なし沼だっ。ってかごめん…言い忘れてた
この森のものは生き物でなくても自分の意思で動くんだった…」

『ちょっ…なんでそぉいうコトは早く言わないのよ!?』

「ごめん② 今助けるから…………動けない…」

『カナトぉ!!もしかして…』

「ごめん 俺もひっかかった…」

『助けようと考えてくれるのは嬉しいんだけど…カナトまではまってどぉすんのょーーー!!』

「どぉするって…しゃぁねーだろはまっちゃったもんはしかたないじゃん」

『もぉっ!…ってこのまま沈んぢゃうの!?』

「…」


ガツン…

うん??

なにか手にあたったような気がする…

『なんかある…つまみみたいな出っ張りが…うぅ~~んなんだろぉ??ひっぱってみちゃおぉか??』

「ちょい待てっ!!ここで下手なことしてたら何が起こるかっ…」

『えぇ~~いぬいちゃえぇ~』

ポン♪

「おぃ~!」

『ねぇ?なんか沼浅くなってない?』

「あぁ…ほんとだ」

『なんで底あるの?底なし沼ぢゃなかったっけ?』

「…」

『…』