「めっちゃかっこいい…!!」

一瞬で好きになった。
彼の名前は、高木優斗(タカギユウト)さん。一つ年上。

今まで、一目惚れなんてしたことなくて、これから先もしないだろうと思っていた。

でも、先のことなんてわからへん。だから、しないだろうと思っていた一目惚れも、私はいともかんたんに高木さんにしてもうた…

高校初めて…
いや、人生初めての恋かもしれん。
このチャンスを逃したら、もう二度と来ないかもしれん。うちは、試合会場でずっと、高木さんを見つめてた。