「じゃあ…行こっ…か???」

「はっ…はい!!」

どうしよう…どうします???足が震えて上手く歩けない…。めっちゃ緊張してる!!!

歩きながら、高木さんの横顔をちらっと見た。…やっぱり、カッコイイ!!うちはぼーっと見とれてた。

「どこ行こっか。カラオケとか???」

「あっ…いや!!自分、めっちゃ音痴なんで!!」

びっくりした〜。急に話し掛けられて、ちょっとビクっとなった。

「あはは。じゃあどうしよっか???」

ちょっと笑った横顔も、めっちゃ良い!!やばい!!カッコヨスギ!!すごく些細なことで、自分がどんどん高木さんにはまっていく事が分かった。

「どこでもいいですよ。」

本当に、どこでも良かった。高木さんと二人で、こうやって歩いているだけで、十分幸せやから…。

「それ、一番困る。」

ちょっと笑いながら、高木さんが言った。