「じゃあ、さよなら!」 「さようなら!!」 去って行く先生の青い車。 「………帰ろ」 冬の5時は、 真っ暗で。 人々の姿が見えない。 プルルルルッ…… 『見事カレカノになりました自分でも、信じられないいちご、応援ありがとういちごも素敵な恋してねわら』 亜子からだった。 せのメールからは、 幸せが伝わってくる。 「おめでとう」 そう送信した。