「ねぇウィンド、どうしたの??」
「な、なんでも?!ほんとに図書室・・・」

キーンコーンカーンコーン・・・

その時、ちょうど朝のHRのチャイムが鳴った。

「あぁほらっ!!だから言ったのに・・・」
「ごめんごめん!!も、戻ろ?」

教室に入り、自席につく。
私は窓際の後ろから2列目。
ウィンドは窓際の前から2列目。
ウィンドの隣は・・・クロウ。

「おい、コレ」

突然、前の席の男子が小さく折りたたんだメモを手渡す。
ウィンドからかな??

『Toシャイニー
まだクロウのこと好きなの??
Fromウィンド』

やっぱりウィンドからだった。
それにしてもこの内容・・・
やっぱ言った方がいいのかしら?

『Toウィンド
そのことについては、後で詳しく話す☆
Fromシャイニー』

例に習い、返事を小さく折りたたみ、前席の男子に郵送を頼む。
ウィンドが私を振り返り、軽く頷いた。
その時不安げな目をしていた・・・と思うのは、私の気のせいかな・・・??