「健。絶対に生き残ろうね」



「おうよっ」




よかった…

健がいて本当によかった


「うわあああああ」




どこからか叫び声が聞こえてきた。




「え?」



あたしたちは辺りを見回す。




「あそこだ」



健が指を指した方向には血だらけでナイフを振り回してる人がいた。




その人の周りには人が走って逃げている。



「…やだっ」