倉庫から出て、どこに逃げようか考えようとしたとき、頭が真っ白になった。






「健……?」


いきなり健の足が止まった。
健は立ち尽くしている




目の前に広がった真っ赤な光景…




「やばいな」







「いやっ…」





すぐに目をそらす




「いこうか…」




静かに頷く