あたしが見てる、君


でも君は


あたしの視線に気づかない


君が見てるのは、あの子…



知ってるよ


あたしは君の相談役


『クラスの中の、友達どうし』


そう言い聞かせている



いつも聞かされるノロケ話


ほほを赤く染めながら


あの子の事を話す顔


そんな姿を見るたびに


心が、痛んだ



それでも


笑って聞いてあげなきゃ


良かったね、って


言ってあげなきゃ



だって、あたしは君の『友達』


それ以上でも以下でもない