待ってたんだって、嬉しい・・・・




じゃなくて!!!!


優が待ってたらなんか怖いよ。
あぁ、絶対あたしにキレるんだ・・・・・



びくびくしながら優を見上げて、



どうか、嫌いにはならないでぇ~


って言う“念”を送って
ぎゅっと目をつぶる。








「悪かった」





「・・・・・・は?」



え? 聞き間違い?
そう思って、目を開けて優を見つめる。

でも優はパッと掴んでいた首を
離して歩いていってしまった。



「ちょ、ちょっと! 優!!」



急いで追いかけて、優の腕にしがみ付く。



「っんだよ!!」


「なんで優が謝るの!?
殴っちゃったあたしが悪いんじゃん!」


「もういーだろ!!この話し終わっても!」


「よくないよー!!」



あたしがしがみ付いてるのに優はそのまま歩いてるからずるずる引きずられる。


むぅぅ・・・離すもんかっ!