「いた…。」

すごい激痛が走る。

「莉香大丈夫か!!?」

優樹が心配そうな目で私を見る。

「莉香!!」

「莉香ちゃん大丈夫!?」

クラスのみんなと先生が、私の所へ集まる。

「みんな大丈夫だから―…。」

ずきん!!!

私は強く目をつぶり、歯をくいしばった。

「優樹くん。莉香ちゃんを保健室へつれてって。」

「はいッ」

私は優樹にお姫様だっこされ、保健室へ連れて行かれた。

その時私は、夢を見ていた。

私と優樹が幸せそうに笑っているところ…。

何してるんだろ?

夕焼けの空で…。