歩いていた道を反対側へと渡り、セントラルパークの敷地内へ入る。 5月の太陽を浴びた緑がキラキラ光を反射し、 自分たちが主役だと主張しているようだった。 私は頭に載せたサングラスをおろしてかけ、 ランニングコース沿いのベンチに腰をかけて随分と歩いた足を伸ばした。 白人の多いパーク内と日系人の話す流暢な英語が、 当たり前なのに可笑しかった。