彩紗はむしろもうはしゃいでいるように感じたけれど、 私は茉莉恵が化学部という事実をこのとき初めて知り、そのことに驚いていた。 「なんだ、でもそれだけじゃ売女とは言えないよ」 私は、頭の中でイロイロなことを整理しながら言った。 すると茉莉恵がいたずらに笑いながら、 「キスしてても?」と言った。