光に好かれてワナをはり

こばめが 未来が黒く染まる

逆らったところで 朝日は見えず

蜘蛛は光に利用され

自由がなくなった

闇の中見えない糸を張りめらせ

ただただ蝶を 待つばかり

捕まった蝶を見て 蜘蛛は思った

綺麗な模様が美しく

顔をしかめた

その瞬間 恋に落ちた

からまった糸を

ほどき自由にさせた

その目は切なそうで

どこかおびえて

光はまた蝶を憎み

蜘蛛をも憎った

新たな仲間を探しに

暗闇の中へと

消えていった