あの日・・・     貴方はまだ覚えているかな?         あたしの事

でもあたしは忘れた事なんて1度もなかったよ

だって貴方があたしの初恋だから
私がまだ5歳の時   大好きだったお母さんとお父さんが死んじゃった。
悲しかった日     だけど貴方に逢えた日  
あの日から10年の月日が経った。 
ココまで生きてこれたのは、家が隣で幼なじみである隆也ん家にいろいろしてもらったからである。          だから隆也とは、友達以上の関係なんだけど、そりは、恋じゃない。   
そんな事ゆりヤバス。 今、時計は7時を示している。 
学校は7時15分からなので遅刻です!!(泣)  私は、急いでパジャマを脱いだ。        
ガチャ

「星南!いつまで寝てんだよ!!遅刻だ…ぞ…?」なんと着替え中に隆也が部屋に入ってきたのどある。        「ラッ…キー」
「フッざけんなー!!」
ボカアッ! 

怒りと恥ずかしさがミックスし、私は隆也を得意の空手チョップで撃退した。 
「アハハ…」
笑いで済ませ、私は下に降りた。 

だけど下に降りても誰もいない。 
いつも憧れていた「おはよう。」がない事がこんなにも辛かった事を今でも後悔してる。  
だけどもう慣れっこ。 私は、顔を洗い、髪をセットして、パンをくわえ外へ出た。 

案の定、私の時計は10分を示している。 
私の家から学校まで5分は、かかる。
…………ダッシュすれば間に合う!    
そう頭の中で計算し、私は猛ダッシュで学校へ向かった。 

そんな馬鹿丸出しな私の名前は、崎川星南(さきかわせいな)
この前、家から超近い桜華高等学校に通う1年生   
好きな科目は体育、苦手な科目は体育以外全て☆何の取り柄のない私。
一方幼なじみの松雪隆也は、成績優秀!!スポーツ万能のエリートさん。だけど気取らなくて、天然な所が人気の理由

隆也ん家と私の家は、小さい頃から………ってか私が生まれる前から親同士が仲良かったらしく、隆也ん家は快く、私を引き取ってくれた。 
そんな家に引き取ってもらえて…………

「星南〜!!待ってよぉ…ベッ!!いたぁい!!ちょっ…俺、転んだんだよっ!?助けてよぉ!!」
………………………………コイツさえいなけりゃ最高です

「なぁなぁ星南っ!」
「何っ?!」
「今日、体育ねぇサッカーだってぇ☆」
「あんた何言ってんのよ!!それどころじゃないでしょう?!」
そうです
私たちは、今、ダッシュで走っています。 
ちなみに学校開始まであと3分
いくらなんでも間に合わない!!!

「星南!!」
「今度は、何よっ!!」
ホイッ 

「なっ………」
渡されたのは、ヘルメット。
「一応、俺、チャリで来てるんだ」 
なんで早く言わなかったか、聞きたかったけど今は、それどころじゃないと思い、私はチャリに乗った。 
「ちゃんと間に合うをでしょうね〜??」
私は巻き舌で言った。 
すると隆也は、笑って 「当たり前!!お客さん何処までですかい?」
「じゃぁ桜華高等学校まで。猛スピードでお願いします!!」 
私は隆也を抱きしめながら言った。 
「あいあいさぁ〜☆」
でもこんなの当たり前!! 
私たちは、最高だ☆☆☆☆ 

私は、チャリの後ろに乗りながらポケットに手を突っ込んだ。 
中から取り出したのは、1つの星のキーホルダー。 
これは、あの日、あの男の子がくれたもの。 
つまり私にとっては、大切な宝物なのだ。 
そしてその後ろには、あの男の子らしきイニシャルが彫ってあった。 

『S』

と。 
きっとその男の子のイニシャルなんだよっ☆☆
絶対!! 
私は今でも信じてる。 
サンタクロースだって、神様だって信じなかった私がこんなこと信じてるなんて、笑っちゃうよね◇◇◇ 
でも信じてる。 
また逢いたいよ 

キーンコーンカーンコーン…… 

今、チャイムがなった。そして私たちは、学校の校門の中にいる。 
つまり間に合ったのだ。 
「ハァハァ……」
「さっすが隆也!!ちゃんと間に合ったよ!」
息切れしてる隆也には、多分私の声は、届いていないだろう。 

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