「〜〜…ちょっ…ちょっと待ったーーッッッ!!!!!」
わたしは唇を離し、荘司の胸板を押し戻した。
「…な、なんで…??」
荘司が潤んだ目でこちらを見詰めてくる。
…そ、そんな顔したって、だめだもんッッ!!!
「あのさ、その前に一つ確認しておきたいんだけど…」
わたしは努めて冷静に言う。
「…何を?」
荘司の方も不穏な気配を察してか、神妙な顔つきで先を促す。
「この間一緒にランチに来た森川さんとは…何にもないんだよね?」
わたしが聞くと、荘司はキョトンとした顔で見てきた。
「森川さん…?なんで森川さん??」
「なんでって……」
じとっと軽く睨む。
「二人きりでランチに来てたし…仲良さそうだったし…」
荘司は少し考えるような顔をした。