いつもの時間と違うことに漠然と違和感を感じる。
そしてその違和感は、はずれではなかった。
「小堀さんっ…!!」
嬉しそうに笑って嶋村さんがこちらを振り向く。
そして……
「先日はわたくし共のイベントにお越しいただきありがとうございました」
嶋村さんの隣で、綺麗な女性が挨拶をした。
イベントの時に、エントランスで会った女性だった。
「―――あ…っと、こちらこそ…。素敵な、パーティーでした…」
わたしがそう言うと、嶋村さんは無邪気に喜んでいた。
「小堀さんにそう言っていただけて、とても嬉しいです。頑張ったかいがありました」
「そうですね。直前は毎日終電でしたものね」
女性はいたずらっぽく嶋村さんに笑いかける。
「ハハ…こき使ってしまって悪かったね」
嶋村さんも一緒になって笑った。
――その後、その女性が嶋村さんの部下で、森川という名前だと紹介され、
イベント内容についての感想を聞かれたが、なんとなくモヤモヤして、曖昧な返答しかできなかった。
そしてその違和感は、はずれではなかった。
「小堀さんっ…!!」
嬉しそうに笑って嶋村さんがこちらを振り向く。
そして……
「先日はわたくし共のイベントにお越しいただきありがとうございました」
嶋村さんの隣で、綺麗な女性が挨拶をした。
イベントの時に、エントランスで会った女性だった。
「―――あ…っと、こちらこそ…。素敵な、パーティーでした…」
わたしがそう言うと、嶋村さんは無邪気に喜んでいた。
「小堀さんにそう言っていただけて、とても嬉しいです。頑張ったかいがありました」
「そうですね。直前は毎日終電でしたものね」
女性はいたずらっぽく嶋村さんに笑いかける。
「ハハ…こき使ってしまって悪かったね」
嶋村さんも一緒になって笑った。
――その後、その女性が嶋村さんの部下で、森川という名前だと紹介され、
イベント内容についての感想を聞かれたが、なんとなくモヤモヤして、曖昧な返答しかできなかった。