「ちょっと、犬飼くん」


「大丈夫だよ」


「でも……」


「こんなの、ただの都市伝説だから」


犬飼は麻里子にそう告げると、遊びに加わると告げた。


ほんとにただの都市伝説なの?


何だか嫌な予感がする……


「じゃあ、はじめようか」


「ま、まって」


そう告げた麻里子の口から、次の言葉が自然と出ていた。