「ねぇ、降りるの次だよ?」 気がつくと、私の隣には茉衣と梨衣が来ていた。 それからすぐに、電車から降りた。 「ごめん、私自転車で来てるからちょっと待ってて」 駅についてすぐ、私は彼女たちにそう告げて駐輪場に急いだ。 私たちの町は、大きなデパートがひとつあるだけ。 警備員も居なくて、頭の悪そうな人達の溜まり場にはちょうどいい。 *