あれから随分時間が経ったのに、彼女は俺の前に現れない。 それなのに、あの日の彼女を鮮明に思い出せる。 とりあえず、某デパートの階段に他校のヤツと溜まってる。 俺が黙ってるから、皆気味悪がってるけど。 ユウヒとはあれから連絡を取っていないし、取れるわけがない。 今更、どんな顔をして逢えばいいんだよ。 悠陽とはあのあと何回か遊んで、それっきり。 *