それから、午後は時間が流れるのが早く感じられた。 ホームールームが終わってすぐ、要吹は私のすぐそばに来た。 「ごめん!復習用のノートもう無くなってて。買い物付き合ってや」 「ドジィ。いいよ、どこで買うの?」 “いいよ”なんて言った私が、馬鹿だったの。 「あー、あのデッカイのの中に文房具屋あったよな?」 *