結局オレもなんだかんだで翌日の大晦日まで出社し、

やっとのことでアパートにたどり着いた時、

待ちに待ったメールが来た。



「山木譲一様 ことしもSバックスをご愛顧いただきありがとうございました。

お話が出来るようになり嬉しいです。

年が明けたら、ぜひお食事に行きましょう!

妹がいいお店を知ってるらしいので任せてください。

それではよいお年を。吉村紀子」



あれ?オレのフルネームはどこでわかったのだろうか?

いままでオレは「山木」か「ヤマジョー」としか書いていないはずだが・・・


JJだろうか。


それにしてもこんな簡単に話が進むとは思わなかった。




本当に来年は、自分の「幸せのコンタクトポイント」に立てるかもしれない・・・





年が明けて、あっという間に最初の1週間が過ぎていった。

「幸せのコンタクトポイント」企画は完全にオレの手を離れていた。

それというのも年明け早々にまたチャボウズから新しい企画を押し付けられたからだ。



だが三浦から時々聞く話では、サイト上の反応は上々で、おそらくイベントの動員数は間違いなく目標を上回るということだった。