沢木は、やっぱり食事を済ますと、すぐに帰った。
疑いもせずにナオはマンションの下まで見送っていた。
今日は、ぼくもついていくことにした。
ナオは沢木の後姿を見えなくなるまで見てた。

「さっ、部屋戻ろうか!マサムネ」

今回だけはナオの言うことを聞かなかった。
あの男をバレずに追いかけなきゃいけなかった。

「あ…マサムネ!」